黄金岬の特徴
黄金岬は、積丹町の美国にある美しいビュースポットです。
小樽から44キロほど走ったところにあり、日本海に面した断崖絶壁のインパクトある海岸線と海側に見える宝島のコントラストが人気を呼んでいます。
夏の時期に太陽の光を浴びてコバルトブルーの色に変わる海は「積丹ブルー」と呼ばれ、神秘的な眺めを作り出してくれます。
冬には北の海の厳しい風景を見せてくれる、季節による違いの大きさを感じさせるスポットとなっています。
黄金岬は400メートル超の遊歩道が整備されていますので、のんびりと歩きながら岬を目指すことができます。
入り口は3か所ありますが、どこからでも少しぬかるんだ道を歩くことになりますので、歩きやすい靴と服装で行くのをおすすめします。
遊歩道を抜けていくと高台になり、海側の絶景と積丹の街並みの両方を眺めることができ、ゆっくりと時間を過ごせます。
昼間の海の美しさも格別ですが朝日が昇る様子はまた見事で、小島のユニークな姿と時間ごとに移り変わる色合いの変化が感動を誘います。
黄金岬の楽しみ方・見どころ
黄金岬は、積丹町観光センターから黄金岬入口を通って遊歩道を歩いていくのが一般的です。
展望台へはゆっくりと徒歩で行くのですが、その道は「チャシナの小道」と呼ばれていて、この地に古くから伝わる悲しい恋の物語に基づいています。
観光センターでその由来についてチェックしてから歩くと、また違った思いで小道での時間を過ごせるでしょう。
この道には、途中、松山千春さんが建てた碑があります。
亡くなった曾祖父に宛てた言葉がつづられていて、心が温かくなります。
一番上まで着くと、美国の漁港や街並みを見ることができます。
人々の生活の様子や、北海道での厳しい開拓によって作り上げてきた街の様子を垣間見ることができるでしょう。
木で作られた塔に登ると、さらに遠くまで見通せる展望台にたどり着きます。
黄金岬の少し先に宝島が見えるはずです。
たくさんのカモメが上空を飛び、時に島に降りて休んでいる様子を見られます。
この宝島は、かつて群れを成してニシンが来ていた場所で、まさにニシンによって宝を築けたことから名前が付けられたとされています。
黄金岬へのアクセス
公共交通機関でアクセスする場合、JR函館本線に乗り小樽駅で降ります。
駅からは、中央バスに乗り1時間25分くらいで美国に着きます。
バス停からは15分くらい歩けば岬に行くことができます。
自動車で来る場合、札幌市内から1時間45分くらいとなっていて、札樽自動車道を使って小樽インターチェンジで降ります。
小樽市内からのアクセスであれば、45分くらいでアクセスできます。
岬自体には駐車場はありませんので、観光センターに車を停めて歩くことになります。