札幌の奥座敷!定山渓温泉

定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)とは札幌市南区にある温泉です。
札幌の市街地から車で1時間ほどのところにあり、豊平川沿いに広がる温泉号となっています。
札幌の奥座敷とも呼ばれ、実は人気のスポットで年間250万人もの人が足を運んでいます。

温泉地としての歴史も古く、江戸時代には温泉があることが認知されていました。
温泉郷としての始まりは慶応2年からです。
アイヌの人々の道案内で山を越えてきた修験僧が湯治場を開いたのが始まりです。

明治時代には小樽方面との山道が開き、対象から札幌市内から鉄道が走るようになり、多くの湯治客や観光客が足を運ぶようになります。
鉄道が廃止されてからも観光バスでの団体客が足を運んでおり、最近では外国人観光客も増えています。

定山渓温泉の泉質

定山渓温泉の泉質は近くの地域の小金湯地区や豊平峡地区を覗くと全てナトリウム塩化物質という泉質をしています。
無色透明でナトリウムを含んでいるため少ししょっぱいです。
入浴すると肌にナトリウムが付着するため汗が蒸発しにくくなって体が温まりやすくなります。
また、ナトリウムの効果でパックをしたように保湿されてしっとりスベスベな肌触りになる効果もあり女性に人気です。

定山渓温泉には温泉が56箇所もあり、自然湧山という素晴らしい環境です。
源泉温度が高めですが、お湯が泉源から流れてくるまでに冷めるおかげで適温の地域も多いのでこどもも入浴の不安はありません。

緑豊かで四季折々の景色を楽しめる

定山渓温泉は札幌市の近くでありながら自然豊かな土地です。
四季を肌で感じられる場所であり、温泉に浸かりながら様々な景色が楽しめます。

春には温泉街の上空を鯉のぼりが埋め尽くしますし、春紅葉という独特の紅葉風景が楽しめます。
夏は過ごしやすい気候であるために、温泉巡りや足湯巡りを楽しむことができます。
近隣ではカヌーやラフティング、果物狩りも楽しめますし、最近では音楽イベントも開催されています。

秋はもちろん紅葉が見ものです。
露天風呂からの眺めも良いですが、温泉街の渓谷沿いの紅葉もとても美しく人気です。
冬の雪景色も北海道ならではのものでおすすめです。
イベントも開催されており、1月にはスノーラフティングや犬ぞりといった雪遊びの雪三舞(ゆきざんまい)が、2月には厳かな神社を舞台にしたキャンドルナイト雪灯路(ゆきとうろ)が開催されます。

温泉地には宿泊地もあり、中にはプールがある温泉やおしゃれな温泉、ビュッフェのある温泉もあるので、家族でもカップル、友人でも一泊過ごして楽しむこともできます。
日帰りで入浴できる施設もありますから、日帰りで入浴することも宿泊して温泉巡りやイベントを楽しむこともできます。
ツアースケジュールに応じて自分好みにプランニングできるのもおすすめです。