函館市熱帯植物園の熱帯植物
函館市熱帯植物園には、約300種3,000本もの色とりどりの熱帯植物が植えられています。
函館駅からバスで30分ほど、熱帯植物園前から歩いて3分のところにあります。
ここは植物園ではありますが、見所はさる山にある温泉につかるサル達という、異色の観光スポットです。
函館市熱帯植物園では、不思議な名前をした珍しい樹木が多数栽培されています。
アイスクリームの木とは、バニラアイスのような味のする木で、冷凍すればアイスクリームのようになります。
ソーセージの木には、ソーセージに似た長い果実が実り、ローソクの木はロウソクノキ属の常緑低木だから、このような名前で呼ばれているということです。
そのほかにも「ピンポンの木」や熱帯植物、南国の花々などをはじめとして見どころは多く飽きさせません。
珍しい熱帯植物を見た後には、ちびっこ広場に「バッテリーカー」、「ザイルクライミング」、「モンキーブリッジ」、「馬とび」などの遊具がありますから、子供達を遊ばせることができるでしょう。
また、函館市熱帯植物園の温室内に、ホタルが飛びかう「ホタルのせせらぎコーナー」があり、毎年6月末~7月上旬にかけて無料の「ホタルの鑑賞会」が一般公開されています。
さる山のサル
函館市熱帯植物園のさる山では、12月から春のゴールデンウィークの5月初旬まで、ニホンザルが温泉につかっている様子を見ることができます。
温泉にのんびりとつかるサル達の人間くさい表情が、外国人観光客にも人気なことから話題になっています。
サルが温泉に入っている姿がポスターになっており、PRキャラクターにされているようです。
函館市熱帯植物園では、来園者にサルのエサやり体験ができるイベントが開催されています。
エサを持っているのがわかると、手を叩いて催促する観光客慣れしたサルがいるようです。
サル達が仲間同士で毛づくろいする光景などは微笑ましく、投げたエサを空中でキャッチする芸も見せてくれます。
温泉熱を利用した「足湯のコーナー」があり、このコーナーもまた来園者でにぎわっています。
夏には温泉が「水の広場」となり、プールに水が入るので子供達が水遊びにやってきます。
湯の川温泉
さる山にある温泉は、湯の川温泉からお湯を引いています。
湯の川温泉街は函館空港から車で5分のところにあり、日本一空港に近い温泉街として知られています。
函館市熱帯植物園の近くにも、露天風呂や大浴場を持つホテルが集まっています。
湯の川温泉は、お湯の温度が平均して65度あるということで、かなり高温の温泉です。
入浴する際には加水して調整していますが、さる山のサル達が温泉に入るときには、手で湯加減を確認してから入ると言います。
函館市熱帯植物園は、湯の川温泉街から歩いて行ける距離にあるので、サルを見物がてらお出かけください。