観光もできる研究施設!北大植物園

北大植物園とは、1886年から札幌農学校と北海道大学の教育・研究の場として植物の育成と研究が行われている施設です。
園内では研究用に4000種類もの植物が植栽されています。
この施設はただの研究施設としてだけでなく、札幌市民の憩いの場ともなるように、見学をすることもできます。

もちろん、観光者が旅行の際に訪れて観光をすることもできます。
旅行の際にわざわざ植物園に足を運ぶのは如何なものかと思う人もいるでしょう。
しかし、行けばわかるのですが札幌中心部とは思えないような自然豊かな景色や並木道とゆっくり見て回るとかなり時間を要するほど、しっかりとした施設なのです。

特に大人の旅行でのんびり観光をしたい人たちにはとてもおすすめなスポットです。
ゆっくりと時間をかけて見学ができ、込み合うこともないですし、ここでしか見られないような珍しい植物もたくさんあります。
また、子供連れでの家族旅行でも、自由研究の一環として見学するととても良い研究をまとめられるのでおすすめです。
そこで、ここではこのような大人の旅行や子供達の自由研究におすすめな北大植物園の歴史と見どころを紹介して行きます。

北大植物園の見どころ

北大植物園は国内最初の近代的植物園です。
原始林をそのまま保存している園内は4000種類の植物が並んでおり、その中には北海道ならではのものもたくさん生育しています。

特に見ものなのがハルニレやブナの大木で、北海道の中心地とは思えない静けさで木々を眺めながらゆっくりと過ごすことができます。
園内にカフェはないのですが、自動販売機はあるので飲み物を飲みながらゆっくりと過ごすことができるのです。
のんびりと色々な植物も楽しめますし、子供の自由研究の際には植物観察をしてその生態を勉強することもできます。

また、園内には植物以外にも見ものが色々とあります。
竪穴式住居の跡地、ロックガーデン、旧バチュラー邸、記念館といったものも合わせて見学をするのがおすすめです。
建物はどれも歴史があり、写真を撮影しながら楽しむと午前中めいいっぱい使うほど見どころがあります。

北方民族の暮らしを知ることのできる博物館

北大植物園の園内には博物館本館、北方民族資料室がありこちらも見学するのがおすすめです。
博物館本館は、まずはその建物が注目ポイントで、重要文化財に指定されていますし、現役の博物館建築としては日本最古のものです。
展示品も動物標本を中心に展示がされており、札幌に生息していた剥製も多数展示されています。

また、北方民族資料室では先住民族であるアイヌを中心に北方諸民族の資料が展示されています。
アイヌ文化と一括りにするのではなく、当時の北海道の様子やアイヌ文化が否定された良い姿も悲しい歴史も全てを知ることができます。